米国本社Fractaは、2015年にシリコンバレーで創業し、ことし10周年を迎えました。その後、日本法人として2019年に立ち上げたFracta Japanもことしで6年目。日本国内において益々のシェア拡大を目指すと共に、昨今の加速するインフラの老朽化問題と正しく向き合い続けるため、今回、改めて時間をかけて、既存変数の細部にわたる見直しや整理、新たな変数を追加するなど、AI劣化診断に用いる「環境データ*」の大幅な見直しを行いました。
布設年や管材質などの基礎属性だけでは把握できない劣化を把握するために、「環境データ」は大変重要なデータとなります。今回の見直しの最大のポイントとなるのが『人工衛星から取得した時系列データ*の導入』です。このことにより「布設時から漏水発生時までの経年変化」をAIに認識させることができるようになり、従来の定点観測されたデータを取り扱うだけでは発見が困難な漏水パターンをより精緻に評価することが可能となります。
*環境データ・・・・地下埋設配管の劣化要因となりうる埋設環境に関わる因子を変数化したもの
*時系列データ・・・時間の経過に従って、連続的または定期的に観測されるデータの系列

フラクタでは、膨大な変数から成る環境データベースを日本全土で構築済みであり、定期的な見直し作業をこれまでも進めてきましたが、社会課題として顕在化している地下埋設配管の更新・維持管理において今後も真摯に向き合い、皆様方の大きな力となるよう、引き続きアップデートを重ねてまいります。